【木村和久連載】ホールインワンと
エージシュートはどっちがすごい?

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第127回

 アマチュアゴルファーの"三大悲願"は、「クラブチャンピオン」「ホールインワン」「エージシュート」と言いますが、それぞれ、そんなにすごいことなのか。もろもろ、検証してみたいと思います。

 この中で、シングル以上の腕前が必要なクラブチャンピオンは、すでにエントリー資格がないので、パスです。というか、倶楽部のメンバーなどには入っておらず、日頃は仲間内などでゴルフを楽しんでいる一般的なアマチュアゴルファーには無縁の話。そういう意味では「かなりすごいこと」と言えますね。

 ちなみにクラブチャンピオンは、各倶楽部によって参加基準が決まっています。ある倶楽部では、ハンデ「12」以上のAクラスとか、ハンデ「10」以上とか、ですかね。その上手な参加者たちが予選を行なって、上位32名が決勝ラウンドに勝ち進み、そこからマッチプレーでサシの勝負となります。もちろん、ハンデはありません。

 ゆえに、クラブチャンピオンは単にゴルフがうまいだけではなれません。高校野球の甲子園大会に臨むようなもので、チャンピオンになるには1敗もできませんから、運も味方にしないと無理ですよね。

 そんなわけで、普通のアマチュアが狙えるのは、運だけの「ホールインワン」と、超長生きすれば、誰にでもできるかもしれない「エージシュート」ですが、これらもかなり手強いです。実際のところ、なかなか経験することはできません。

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