【木村和久連載】ホールインワンと
エージシュートはどっちがすごい? (5ページ目)
葛飾北斎も90歳まで長生きして、「あと5年、天が命を与えてくれたなら、本物の絵描きになれた」と言っていました。ならば、多くのアマチュアゴルファーは、北斎に習って、「あと5年、ゴルフができたなら、エージシュートができたのに~」と悔やみつつ、旅立とうではありませんか。
最後に話をまとめれば、ホールインワンは偶然を待つだけ。エージシュートは長生きできるかどうか。そして、クラブチャンピオンは最初から無理な話ということ。やっぱり、アマチュアの"三大悲願"というのは、どれもすごいことですよね。
と、人生を達観するのはいいのですが、最近は高齢化社会になって、シニアやグランドシニアのクラチャンや競技会というのが増えています。そこで活躍する、というテはあります。
プロのシニアは50歳以上ですが、アマチュアは60歳ぐらいから。そうなると、グランドシニアは70歳とか75歳ですよ。その年齢に達すれば、単にゴルフがうまいだけではエントリーさえ難しいでしょう。
グランドシニアの競技会に出場できるっていうのは、本当にすごいことですよね 紆余曲折の人生にあって、財力、健康、腕前の三拍子がそろわないと、グランドシニア競技にはエントリーできません。まさに人生を賭けた"サバイバル競技"。みなさん、そこを目指してみませんか?
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
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