レアル・マドリードのシャビ・アロンソ新監督は成功するか 気になる来季の陣容を予想 (4ページ目)
【来季のレギュラーは?】
新加入選手が不透明な状況であることを考慮しつつ、現時点で考えられる先発メンバーは次の通りだ。
GKはクルトワが不動であり、DFラインはアレクサンダー=アーノルド、ハイセン、リュディガー、カレーラスが並ぶ。
MFはチュアメニとジュード・ベリンガムがダブルボランチを形成し、右サイドにフェデリコ・バルベルデ、左サイドにギュレルが配置される。シャビ・アロンソはベリンガムの中盤起用を明言しているため、おそらくこれまでよりも少し低いポジションでプレーすることになるだろう。そして新戦力を獲得した場合、ギュレルの位置に入る可能性が十分にある。
FWはヴィニシウス・ジュニオールとキリアン・エムバペが2トップを組み、前線で自由に動き回る権利が与えられる。
シャビ・アロンソがまず直面する最も大きな課題は、他のポジションの選手たちと同じようにFW陣にもハードワークさせることだ。懸命に守備をやらせ、走らせる必要がある。
アンチェロッティはレアル・マドリードでのラストシーズン、「バランス」と「コミットメント」という言葉を何度も口にしたが、最後まで成し遂げられず、失敗に終わっていた。そのためシャビ・アロンソは、期待された効果を得られなった場合、対話での説得を図るか、ベンチから大声を張り上げて厳しく対処するかの、どちらかを選ばなければならないだろう。
アンチェロッティはクラブの歴史を作り、肩を並べるのが難しいほどの財産を残した。それを引き継ぐ大変な後任候補に何人かの監督の名前が挙がったなか、シャビ・アロンソはマドリディスタにベストの人選だったと好意的に受け止められている。実際、契約を結べる可能性のあった監督のなかで最高の選択肢と言えるだろう。
なぜならシャビ・アロンソはレアル・マドリードというクラブを熟知し、マドリディスタのひとりであり、成功への意欲と熱意を持つ監督だからだ。彼に今足りないのは、成功を収めるための戦力を得ることだ。アンチェロッティにはそれが与えられていなかった。
シャビ・アロンソの新時代は希望に満ち溢れ、サポーターの期待も大きいが、その道のりは非常に長い。記者である我々はそれを逐一伝えていきたいと思う。
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著者プロフィール
高橋智行 (たかはし・ともゆき)
茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、リーガ・エスパニョーラを中心としたメディアの仕事に携わっている。
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