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レアル・マドリードのシャビ・アロンソ新監督は成功するか 気になる来季の陣容を予想 (3ページ目)

  • ミゲル・アンヘル・ディアス●取材・文 text by Miguel Ángel Díaz
  • 高橋智行●翻訳 translation by Takahashi Tomoyuki

【シャビ・アロンソ新監督とは?】

 レアル・マドリードはクラブ史上最多の15タイトル獲得という偉大な記録を樹立したアンチェロッティの後任を、マドリディスタを大いに興奮させる、若くモダンな監督であるシャビ・アロンソに託すことにした。指揮官としてのキャリアはまだ7シーズン、トップレベルの経験は3年にも満たないが、その手腕は目を見張るものがある。

 特筆すべきはレバークーゼンでの2年目にブンデスリーガを無敗で制し、強豪バイエルンの12連覇を阻止したことだ。さらにカップ戦にも優勝し、ヨーロッパリーグで決勝進出を果たしていた。

 シャビ・アロンソはレアル・マドリードの監督就任会見で、現役時代に指導を受けたジョン・トシャック、ラファエル・ベニテス、ジョゼ・モウリーニョ、ジョゼップ・グアルディオラ、カルロ・アンチェロッティ、ビセンテ・デル・ボスケ、ルイス・アラゴネスなど、すべての監督と良好な関係を築いてきたことを明かしていた。

 これほど偉大な監督たちの下でプレーし、その仕事ぶりを間近で見てきた彼が、監督の道を選ばない可能性は極めて低かった。それでも彼に最も大きな影響を与えたのは、レアル・ソシエダの元選手であり監督も務めた父ペリコ・アロンソであったという。

 シャビ・アロンソは監督就任にあたり、サポーターを再び熱狂させる自信があることを示し、プレーに対して非常に明確なアイディアがあることも強調した。現時点でシステムは未知数だが、レバークーゼン時代の3バックではなく、4バックを選択する可能性が高い。前線はおそらく2枚になるが、彼は汎用性を好むため、対戦相手や試合ごと、さらには試合中にシステムを変えることもある。

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