堂安律「本当に最悪」だった体調不良 カタールW杯後、ドイツ戦ゴールのプレッシャーと戦っていた (3ページ目)

  • 了戒美子●取材・文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by AFLO

 堂安はホッフェンハイム戦で得点し、翌週のマインツ戦でも2試合連続でゴールを決めている。体調不良は完治し、W杯ドイツ戦ゴールからの呪縛から解き放たれたと見ていいだろう。

 今季ブンデスリーガは残り9試合──。やっぱり「堂安しかいない」と思わせてくれる活躍に期待したい。

【発売前重版決定】
サッカー日本代表・堂安律の初書籍『俺しかいない』が3月20日発売!
目次&メッセージ大公開! 唯一無二の生き様。有言実行の“堂安語録”がここに。

「どんな逆境でも、自分を信じ続けられるか。今を積み重ねられないヤツに、未来なんてない」

 唯一無二の生き様。有言実行の“堂安語録”を、いま、夢を追いかけているすべての人へ──。カタールW杯でドイツ・スペイン相手に劇的弾を叩き込み、日本代表の快進撃を牽引した堂安律。挫折や葛藤を乗り越えて揺るぎない自信を身に付け、W杯という夢舞台で圧倒的な輝きを放つまでの軌跡を克明に記した待望の初書籍『俺しかいない』を3月20日に発売します。

「俺が決める。俺しかいない」「あそこは俺のコース」「逆境大好き人間」
「最高の状況。批判してくれている方も含めて全員で喜んでいるイメージはできている」
「どんな状況であれ、敵は相手ではなく自分」「俺たちは26対11で戦っている」
「どんな逆境でも、自分を信じ続けられるか。今を積み重ねられないヤツに、未来なんてない」

 日本代表デビューを飾った2018年から4年半近く続く連載コラム「堂安律の最深部」(集英社/週刊プレイボーイ)で赤裸々に明かしてきた本音のほか、サッカー人生最大の挑戦となったカタールW杯の舞台裏、新生日本代表のリーダーになる覚悟と決意、堂安律を形成する唯一無二の10の思考など、初公開の情報をたっぷりと収録。

 また、事前の予約注文が想定を上回り、発売前に重版が決定。3年後のW杯に向けて森保JAPANの新体制がスタートするこのタイミングで、日本サッカーを背負う堂安律の生き様を力強くまっすぐ記録した本書にぜひご注目ください。

<書誌情報>
タイトル: 『俺しかいない』
著者: 堂安律
発売日:2023年3月20日(月)
価格: 1,650円(10%税込)
体裁/ページ数:四六判/192ページ
ISBN: 978-4-08-790112-2
集英社刊

<著者略歴>
堂安律 RITSU DOAN
1998年6月16日生まれ、兵庫県尼崎市出身。ガンバ大阪、FCフローニンゲン(オランダ・エールディヴィジ)、PSVアイントホーフェン(オランダ・エールディヴィジ)を経て、2020年9月にアルミニア・ビーレフェルト(ドイツ・ブンデスリーガ)へ期限付き移籍。2021年は再びPSVアイントホーフェンでプレーし、2022年7月にSCフライブルク(ドイツ・ブンデスリーガ)へ完全移籍。2018年9月からサッカー日本代表としても活躍中。2021年の東京五輪では背番号10、2022年のカタールW杯では背番号8を背負った。また、地元・尼崎で実兄とともに、未来の日本代表10番を育成するサッカースクール「NEXT 10 FOOTBALL LAB」を運営中。

プロフィール

  • 了戒美子

    了戒美子 (りょうかい・よしこ)

    1975年生まれ、埼玉県出身。2001年サッカー取材を開始し、サッカーW杯は南アフリカ大会から、夏季五輪は北京大会から現地取材。現在はドイツを拠点に、日本人選手を中心に欧州サッカーを取材中。著書『内田篤人 悲痛と希望の3144日』(講談社)。

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