レアル新監督はまさかのジダン。
一度は拒否した復帰ドラマの舞台裏 (4ページ目)
そして意外に知られていないこのチームの監督の難しさは、ペレス会長の介入への対応だろう。ペレスは明らかな越権行為により、選手の移籍も決めてしまう。その決定には有無を言わせない。
ジダンも、「ペレスがまとめたGKケパ・アリサバラガ(現チェルシー)の移籍を、『不要だ』と拒否したことで、逆鱗に触れた」と言われる。しかし、結果的にジダンの拒否がGKケイロル・ナバスを発奮させ、タイトルを勝ち取っているのだ。
「今は、残り11試合を戦うことを考えている。いい終わり方をする。そのうえで来シーズンに向けて準備をしたい。変化は必要だ」
ジダンは地に足をつけ、先を見据える言葉を発した。3月16日、本拠地ベルナベウでのセルタ戦がそのリターンマッチとなる。
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