就任5年目。ジュビロ・名波浩監督は
強気に「神様にあらがっていく」 (6ページ目)
具体的に試みることをいえば、シーズン前のキャンプでもトライした2トップを試すかもしれない。あと、中盤の並びも変えるかもしれない。これは、自分が監督だからだと思うんですけど、スタッフたちにも、選手たちにも、常に飽きさせないというか、(現状に満足して)停滞しないように、チャレンジしていきたい。自分も監督になって5年目なので、トレーニングなども含めて(チームには)常に刺激を与えていきたいな、と思っています」
――リーグ再開に向けて、川崎フロンターレからFW大久保嘉人選手を獲得しました。さらなる戦力補強はありますか。
「ずっと言っているけど、自分は選手に対して固定観念を持たない。だから、嘉人に関しても年齢など関係なく、今のパフォーマンスを見て判断する。(大久保は)戦力になってくれると期待しています。
あと、左サイド(の補強)は考えています。ギレルメがいなくなり、前に出ていけるウイングバックはほしいよね。外国籍の選手に限らず、日本人選手でも考えているけど、シーズン中に獲得するのはなかなか難しい」
――最後に、リーグ再開に向けて抱負と、目標である「トップ5入り」への自信のほど聞かせてください。
「(トップ5入りについては)可能性はあると思っている。全体的にギュッと(順位が)つまっているので、自分たちにとっては、願ったり叶ったり。もちろん『トップ5』を目指すのは大変な道のりだけど、再開後、うまく戦えれば、目標である数字は超えられると思う。そうはいっても、(下を見れば)尻に火がついた状態でもあるので、一瞬たりとも気を抜くことはできない。
昨季は、中断明けの一発目の試合(2017年J1第19節vs川崎フロンターレ)で5-2と勝利して、うまく波に乗れた。その試合に向けたトレーニングが功を奏した結果だった。今季も、この中断期間にうまく気持ちを切り替えて、再開後の試合に臨みたい。いい結果をつかめる自信はあるので、あとはこれ以上、ケガ人が出ないことを祈るだけですね」
――ありがとうございました。ご健闘を祈っています。
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