ジュビロ・名波浩監督の告白。
「サッカー人生で初めて悔し涙を流した」 (6ページ目)
試合で泣いたことなんて、日本が初めてW杯出場を決めたジョホールバル以来。あとは、自分の現役引退セレモニーのときに、暗転したスタジアムの中からゴンちゃん(中山雅史)が出てきてくれたときだけかもしれない。
今振り返ってみても、あのセレッソ戦は、それだけ自分にとっても悔しかったということ。試合後の選手のコメントで、『あそこまで監督が悔しがるのは初めて見た』と言ってくれていたのを見たけど、その思いが次の横浜F・マリノス戦での快勝(3-1)につながったのかもしれない。
この場を借りて、あらためて審判に伝えられるのであれば、それぐらい自分たちは真剣に戦っているということ。あの試合では、選手たちにも自分たちが懸けているものの大きさを感じてもらいたかった」
(つづく)
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