サッカー日本代表を韓国はどう見ているのか? E-1選手権での監督、選手、メディアの反応
「日本戦への特別な意識のために、より重要な戦術や自分たちの力を失ってほしくないと思っている。より楽しむ気持ちで試合に臨んでほしい」
韓国代表のホン・ミョンボ監督 photo by Sano Mikiこの記事に関連する写真を見る 試合前日に韓国代表ホン・ミョンボ監督はそう語っていた。もちろん「負けてはいけないという意識はある」と言うが、気負いすぎない点を強調しているように見えた。
選手も同様だった。キャプテンのチョ・ヒョヌは韓国記者団からの「日本戦に向けて選手たちには特別な緊張感があるのか?」との質問にこう答えた。
「いいえ。雰囲気は同じです。むしろ選手たちは今回の大会を通じて自信もより生まれています。今回戦術的に3バックも併用するという変化がありましたが、それを十分にしっかりとこなしてきました。自信を持ってピッチに立つでしょう」
かつての「日本には絶対勝つ」という雰囲気とは違う。現場サイドからはそんな主旨の発言もあった。しかし、それを受け取るメディア側はそうではなかった。試合後の現地メディアの記事や、当日の龍仁ミルスタジアムの取材エリアでは、韓国メディアの沸々とした怒りが満ち溢れていた。それは「日本に実力的に引き離されつつある」という焦燥感でもあった。
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著者プロフィール
吉崎エイジーニョ (よしざき・えいじーにょ)
ライター。大阪外国語大学(現阪大外国語学部)朝鮮語科卒。サッカー専門誌で13年間韓国サッカーニュースコラムを連載。その他、韓国語にて韓国媒体での連載歴も。2005年には雑誌連載の体当たり取材によりドイツ10部リーグに1シーズン在籍。13試合出場1ゴールを記録した。著書に当時の経験を「儒教・仏教文化圏とキリスト教文化圏のサッカー観の違い」という切り口で記した「メッシと滅私」(集英社新書)など。北九州市出身。本名は吉崎英治。




















