数字的にはショボくてもベスト。アジア杯
イラク戦に日本のあるべき姿が見えた (6ページ目)
遠藤を今野に代えれば、サッカーは地味になると考えるのが普通だ。しかし、実際にはそうはならなかった。パスコースが増えたことで、パスの名手、遠藤がピッチを去ってもなお、見栄えのよさは保たれることになった。内と外のバランスが取れた、安定感のあるサッカーだ。
もはや5年以上前の話だが、このアギーレ式を日本の指針とすべきサッカーだと、いまでも確信している。W杯ベスト8、ベスト4への道はこの延長線上にある。八百長疑惑も晴れたことだし、アギーレには近い将来、日本代表監督の座に返り咲いてほしいものである。
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