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【プロ野球】ドラフト2位の「未完の怪物」と4位の「実戦派左腕」 ベイスターズ投手王国再建への布石 (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Takahiro Kikuchi

 二軍キャンプで始動したとはいえ、年齢的に1年目から即戦力の働きが求められる。とくにDeNAの先発陣はアンドレ・ジャクソン(現ロッテ)、アンソニー・ケイ(現ホワイトソックス)、トレバー・バウアーの3投手が退団。

 阪神からジョン・デュプランティエを補強し、入江が先発転向するなどテコ入れはしたものの、依然として不安が残る状況だ。片山がプロでも本来の実力を発揮できれば、救世主になりうる。

 片山自身、その自覚があるのだろう。徐々に環境に慣れながら、地に足をつけて調整を続けている。

「順調です。自分のペースで、好きなだけやらせてもらっているので。一軍で活躍するのは目標ですけど、多くの人に見られるなかで練習するのって、最初は気疲れもあると思うんです。スタートでストレスなく取り組めるのは、すごくありがたいですね」

 1位・小田康一郎、2位・島田舜也、3位・宮下朝陽、4位・片山皓心、5位・成瀬脩人。前途の明るい新人たちは、それぞれのペースでプロ野球人生をスタートさせている。いずれ「DeNAの2025年ドラフトは正解だった」と評される近未来が待ち遠しい。

著者プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

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