高木豊が語る藤浪晋太郎の魅力と起用法 DeNAのAI技術で「最大の武器」を生かせるか
高木豊が語るDeNAの補強 前編
7月29日時点でリーグ3位、首位の阪神とは大差をつけられているDeNA。今後の巻き返しに向けて積極的な補強を推進しているが、なかでも、阪神からMLBに挑戦し、シアトル・マリナーズ3Aのタコマ・レイニアーズを自由契約となっていた藤浪晋太郎の獲得が注目を集めている。
かつて大洋(現DeNA)の主力選手として活躍し、現在は野球解説者やYouTuberとしても活動する高木豊氏に、藤浪の魅力や課題について語ってもらった。
7月26日、イースタンのロッテ戦で登板した藤浪 photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
【起用法はどうなる?】
――今のDeNAは、藤浪投手が必要な状況だったのでしょうか?
高木豊(以下:高木) 結局は結果論になるのかなと。結果が出れば獲ってよかった、出なければ必要なかった、ということになるでしょうね。ただ、夏の暑い時期はピッチャーがひとりでも多いほうがいいですし、山﨑康晃などある程度計算していたピッチャーが上に上がってこなかったり、離脱者が多い現状を考えれば、藤浪の加入はありがたいでしょうね。それと、DeNAが持つテクノロジーやノウハウを試したいんじゃないですか。
――入江大生投手、ローワン・ウィック投手らが離脱中でリリーフ陣は不安がありそうですね。
高木 でも、トレバー・バウアーが全然勝てていないことを考えると、先発も不安です。東克樹やアンドレ・ジャクソン、アンソニー・ケイはしっかりしていますが、バウアーも計算に入れていただけに、これだけ勝てないのは不安です。
では、藤浪をどこに当てはめていくかというと、先発しかないと思います。制球に不安がある自滅型なので、勝ちパターンのリリーフに抜擢するのはなかなか難しい。先発であれば、ある程度の失点を覚悟しながら使っていけますからね。失敗が勝敗に直結してしまうリリーフでは起用するのは厳しいでしょうし、そもそも今年のDeNAは、リリーフで試合が決まるような展開にあまりなっていませんしね。
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著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。







































