超高倍率の巨人マスコットガール「ヴィーナス」オーディションに密着 審査ポイントは「キラキラした瞬間に惹かれます」 (3ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo/神谷年寿●動画 movie by Kamiya Toshihisa

【シビアな選考を経て13名が決定】

 今回のヴィーナスのオーディションでは、書類選考の一次審査、ダンスと面接を行なう二次審査を経て、ダンスと面接に、特技披露やグループワークなども加えた最終審査へ進む。この最後の関門に残ったのは応募総数556名のうち49名。4、5名に分けられたグループごとに順に審査をしていくため、選考は一日がかりだ。

 午前11時に始まった最終審査は17時過ぎに終了。審議では、ホワイトボードに貼り出された参加者の応募用紙を見ながら話し合いが進む。

オーディション後に話し合いを重ねる審査員たちオーディション後に話し合いを重ねる審査員たちこの記事に関連する写真を見る 時間をかけたシビアな選考のあと、ついにオーディションを勝ち抜いた新人13名、経験者9名の合計22名が決定した。今回のオーディションを吉野さんはこう総括する。

「これまでに何度もヴィーナスのオーディションに参加していますが、率直にレベルが高かったと感じています。今回は課題曲の振り付けを3日前に受験生に伝えて覚えてきてもらう形式を初めて試みましたが、みなさんしっかり練習してきてくれたなと感じますし、二次審査から最終審査までわずか10日という期間のなかで、ダンスや雰囲気づくりの成長が見られたのもすごくよかったと思います。

 2024シーズンはジャイアンツ90周年、ヴィーナス30周年というメモリアルイヤーで、記念プロジェクトの開催も発表されています。一緒に盛り上げてくれるメンバーを迎え入れることを楽しみにしています」

 審査員も太鼓判を押す新生ヴィーナスのグラウンド内外での活躍が、今から楽しみだ。

この記事に関連する写真を見る後編<バナナアートや腕相撲、マジックで猛アピール! 巨人マスコットガール「ヴィーナス」のオーディションで個性を発揮した女性たち>を読む

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プロフィール

  • 武松佑季

    武松佑季 (たけまつ・ゆうき)

    雑誌ライター。1985年、神奈川県秦野市生まれ。編集プロダクションを経てフリーランスに。インタビュー記事を中心に各メディアに寄稿。東京ヤクルトファン。サウナー見習い。

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