高木豊も「期待外れ」が多かった今季のパ・リーグ助っ人たち。4段階で最高評価◎のチームはゼロ (5ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • photo by Sankei Visual

◆ロッテ【野手×/投手○】

 今年も主軸として期待されたレオネス・マーティンとブランドン・レアードが揃って不振となり、5位に低迷する要因のひとつとなった。投げるほうでは、途中加入のロベルト・オスナが不振の益田直也に代わるクローザーとして活躍。エンニー・ロメロは先発ローテーションの一角として8勝を挙げ、タイロン・ゲレーロは好不調の波がありながらも、8回を任されて一定の活躍を見せた。

「マーティンとレアード、エチェバリアと野手はダメでしたね。マーティンとレアードはホームランがかなり減りましたが、ホームランうんぬんというよりも、あれだけ打率が低かったら使えません。

 先発のロメロはわりと頑張りました。シーズン終盤は負けが続いてトータルで負け越し(8勝9敗)ましたが、中盤までは貢献したと思います。オスナは圧倒的でしたね。0点台の防御率が安定感を示していますし、ロッテにとっては来年もいてくれないと困る存在です。

 ゲレーロは持っているものはすごいと思いますが、乱れ始めると止まらない。いい時は力でねじ伏せることができますが、安定感がもう少し出てくればいいかなと」

【主な助っ人外国人の成績】

(野)レアード 112試合 打率.189 15本塁打 48打点 出塁率.237 OPS.574

(野)マーティン 68試合 打率.163 9本塁打 25打点 出塁率.293 OPS.610

(野)エチェバリア 76試合 打率.222 2本塁打 20打点 出塁率.251 OPS.551

(投)ロメロ 20試合 8勝9敗 防御率3.36 QS率60.0

(投)ゲレーロ 49試合 3勝3敗24ホールド3セーブ 防御率3.52 

(投)オスナ 29試合 4勝1敗9ホールド10セーブ 防御率0.91 

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