本田真凜が宇野昌磨とのアイスダンスで度肝を抜く新プログラム披露 氷上で見せるプロの仕事
『Ice Brave 新横浜Special Edition』レポート後編
『Ice Brave 新横浜Special Edition』に出演した本田真凜 Photo by Toru Yaguchi © Ice Brave Executive Committeeこの記事に関連する写真を見る
【音楽を滑りで表現する類まれな技術】
ノービス時代から目を惹く演技に定評があった本田真凜。ジュニア時代には2016年世界ジュニア選手権に初出場で優勝し、注目を集めた。2017年世界ジュニアでもロシアのアリーナ・ザギトワに次いで2位と輝かしい成績を収めてきた。シニアに上がってからは苦しい時間が増えたが、彼女の美しいスケートは見る者を魅了した。
正確なエッジワーク、巧みなボディコントロール、それらが融合することで生まれる滑らかで軽やかな滑り。細かな音を拾えるのも、身体を自在に操ることができるからだ。肩甲骨から自在に動く腕は表現のスケールを大きくし、遠くから見てもはっきりと表現が伝わる。「音楽を滑りで表現する」。本田はそんな類まれな技術を持っている選手だった。
『スプリング・ソナタ』や『The Giving』、『リトルマーメイド』のような軽やかで透明感のあるプログラムはもちろん、『トゥーランドット』や『LOVERS』、『Assassin's Tango』のように美しさと芯の強さが見えるプログラム、『I'm an Albatraoz』や『Seven Nation Army』のようなポップな音楽で踊るのも抜群にうまい。とくに『I'm an Albatraoz』の振り付けは自身のアイデアをベースにしており、クリエイティブな一面を見せた。
そんな本田が現役引退を発表したのは2024年1月。記者会見では「これまでの人生、どの時を振り返ってもすべての思い出にフィギュアスケートがあります。これまで本当にたくさんの方に応援していただけて、いい時もそうでない時もありましたけど、どんな時も寄り添ってくださって幸せな競技生活だったなと思います」と本田は語った。
さらに「みなさんが見たいと思ってくださる限り、素敵な演技をお届けしたい」とプロスケーターへの意欲を語った。
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著者プロフィール
山本夢子 (やまもと・ゆめこ)
スポーツライター。青森県八戸市出身。5歳からフィギュアスケートを習い始め、高校卒業まで選手として各大会に参加。その後、渡米し大学を卒業、就職。帰国後は、コピーライターとして広告制作に携わる。2005年からフリーランス。現在はライターとしてフィギュアスケートの専門誌を中心に執筆中。





















































































































































































































