本田真凜が宇野昌磨とのアイスダンスで度肝を抜く新プログラム披露 氷上で見せるプロの仕事 (2ページ目)
【競技用のような新プログラムを披露】
プロスケーターとして、『プリンスアイスワールド』や「BIS F25」などのアイスショーに出演してきた本田。2023年の夏にはマンガ『ONE PIECE』題材のアイスショー『ワンピース・オン・アイス』でネフェルタリ・ビビ役に抜擢され、セリフに合わせて滑るという新しい挑戦で成功を収めた。
そして2025年6月、宇野昌磨プロデュースのアイスショー『Ice Brave』に出演した本田は、彼女のミュージカリティ、求心力、ポテンシャルを存分に発揮した。
オープニングの『Great Spirit』、『Come Together』では黒のレザー風衣装に身を包み、男性メンバーに負けないエネルギッシュなダンスを見せると、『Tangera』、『天国への階段』では真っ赤なドレスで情熱的に観客を虜にしていく。『Winter』では本郷理華とふたりで美しく崇高な世界観を作り出す。
このアイスショーで大きな話題となった本田と宇野のアイスダンス『Wild Side』は、半年に渡る練習期間を経て披露された。「どうせやるなら競技会レベルのものを」と、全体練習のあとに振付師の宮本賢二と3人で、深夜まで練習に取り組んだ。そうしてお披露目されたふたりのアイスダンスはまさに競技復帰を期待されるレベルになった。だが、それで満足することなく『Ice Brave2』の宮城公演大千秋楽まで磨き上げ続けた。
最後を飾る『Bolero Ⅳ』では全体に溶け込んで調和された世界観を作り上げる。個性を出す場面では出し、抑えるところでは抑える。みんなでひとつのショーを作り上げるというプロの仕事を見せてくれた。
今年1月30日〜2月2日に開催された『Ice Brave 新横浜Special Edition』で本田と宇野は、驚くことに新しいアイスダンスのプログラムを披露。アメリカの北京五輪代表アイスダンサー、ジャン=リュック・ベイカー振り付けの『Four Seasons』は、これまでの『Wild Side』よりさらに高度なアイスダンスの要素が組み込まれた、まるで競技用のようなプログラムだ。
『Ice Brave』『Ice Brave2』の公演がない時間も宇野と本田は他の仕事でも忙しい日々を過ごしていたはずだ。そんななかで、アイスダンス歴1年の彼らは度肝を抜くプログラムを完成させてきた。世界王者となった宇野の集中力はもちろんだが、本田の柔軟な対応力、吸収力、宇野への信頼があったからこそ可能だったのだろう。
これからも多くのショーでたくさんの「プロスケーター・本田真凜」を見たいし、たくさんの人に見てもらいたい。『Ice Brave』を通じて、そう感じさせられた。
終わり
【新横浜 Special Edition】アーカイブ配信決定!
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著者プロフィール
山本夢子 (やまもと・ゆめこ)
スポーツライター。青森県八戸市出身。5歳からフィギュアスケートを習い始め、高校卒業まで選手として各大会に参加。その後、渡米し大学を卒業、就職。帰国後は、コピーライターとして広告制作に携わる。2005年からフリーランス。現在はライターとしてフィギュアスケートの専門誌を中心に執筆中。
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