高木豊も「期待外れ」が多かった今季のパ・リーグ助っ人たち。4段階で最高評価◎のチームはゼロ (4ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • photo by Sankei Visual

◆楽天【野手×/投手○】

 主軸として期待されたクリス・ギッテンスは初出場した試合で左手首を骨折する不運もあってわずか21試合の出場。ホセ・マルモレホスも58試合出場で打率.208、7本塁打、28打点と振るわなかった。宋家豪とアラン・ブセニッツはセットアッパーとして一定の活躍を見せた。

「野手の両外国人はまったくダメでしたね。マルモレホスは『日本のピッチャーに慣れてくればけっこう打つ』と見ていましたが、順応できないままで終わりました。

ギッテンスは楽天に少ない右打者として期待していましたが、空振りした際の骨折でスタートが遅れたのが痛かった。シーズン終盤に打点を少し挙げていましたが、出場した試合数が少ないですし、ホームランはゼロ。評価すること自体が難しいです。

 宋家豪は昨年に引き続き頑張っていたと思います。ブセニッツは昨年よりも大幅に防御率が改善していますし、シーズンを通して見れば及第点の働きをしました」

【主な助っ人外国人の成績】

(野)マルモレホス 58試合 打率.208 7本塁打 28打点 出塁率.278 OPS. 620

(野)ギッテンス 21試合 打率.242 0本塁打 8打点 出塁率.365 OPS. 639

(投)宋家豪 54試合 4勝2敗20ホールド 防御率2.61 

(投)ブセニッツ 34試合 3勝1敗11ホールド 防御率2.27 

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