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高木豊も「期待外れ」が多かった今季のパ・リーグ助っ人たち。4段階で最高評価◎のチームはゼロ (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • photo by Sankei Visual

◆西武【野手△/投手○】

 チーム防御率はリーグトップの2.75と安定。低迷した打線(チーム打率はリーグワーストの.229)を投手陣がカバーし、前年の最下位から3位に浮上した。助っ人で貢献したのはディートリック・エンス。10勝7敗、防御率2.94をマークし、先発ローテーションの一角として安定した投球を見せた。一方で野手のブライアン・オグレディは、規定打席に到達したが、打率.213、15本塁打と振るわなかった。

「エンスはよく試合を作ったり、頑張っていました。ふた桁勝ちましたが、他のチームで活躍している助っ人があまりいないことを考えると、パ・リーグでは際立っていましたね。(バーチ・)スミスは初登板のロッテ戦で7回を無安打に抑えてインパクトがありましたし、チーム事情でリリーフに回った時もいいピッチングをしていました。

 オグレディは、開幕直後はまずまずかなと見ていましたが、その後は上向かなかったですね。やはり打率が低すぎます。ジャンセン(・ウィティ)はまったくダメでしたし、この2人の成績が打線の低迷につながりました」

【主な助っ人外国人の成績】

(野)オグレディ 123試合 打率.213 15本塁打 46打点 出塁率.312 OPS.695

(野)ジャンセン 35試合 打率.192 2本塁打 13打点 出塁率.227 OPS.510

(投)エンス23試合 10勝7敗 防御率2.94 QS率40.9

(投)ボー・タカハシ 27試合 0勝0敗2ホールド 防御率2.56

(投)スミス 20試合 1勝0敗4ホールド 防御率3.29 

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