【WBC 2026】ダルビッシュが明かした松本裕樹の「MLBでの希少価値」 「ユニーク」と大絶賛
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を目指す侍ジャパンが、2月14日、ひなた宮崎県総合運動公園で合宿初日を迎えた。
今大会は、アメリカやドミニカ共和国が投打にトップクラスのメジャーリーガーをそろえ、過去最高レベルの戦いになると予想されている。両国と並び、アメリカのメディアやブックメーカーから「3強」の一角と見られている日本代表は、どのように戦うのか。なかでも、海の向こうから特別な視線を向けられているのがNPB組だ。
侍ジャパン宮崎合宿初日で松本裕樹(写真右)の投球を見つめるダルビッシュ有 photo by Kyodo Newsこの記事に関連する写真を見る
【低リリースから最速159キロ】
大谷翔平(ドジャース)や鈴木誠也(カブス)など、すでにアメリカを主戦場としているメジャーリーガーに対して知名度では及ばないものの、NPBのレベルの高さは知れ渡っている。前回は山本由伸や佐々木朗希(ドジャース)、今永昇太(カブス)がその名をアピールし、のちにMLB移籍を果たした。
はたして今回、誰が日本代表からMLBに巣立っていくのか。スカウトや海外メディアは、そうした目で見ているのだ。
2月14日、午前11時。今回のWBCで注目を集めそうな男が、まだ誰も投げていないブルペンに真っ先に姿を現した。背番号66、松本裕樹(ソフトバンク)だ。
パ・リーグでは過去3年続けて50試合以上に登板し、昨季は驚異の防御率1.07をマーク。39ホールドで最優秀中継ぎ投手に輝いた。
松本のすごさは日本の野球ファンには知れ渡っているが、海外でも強いインパクトを残しそうな理由がある。それをわかりやすく表現したのが、アドバイザーとして宮崎合宿に初日から参加しているダルビッシュ有(パドレス)だ。
「松本くんがたとえばメジャーに行ったら、どういうタイプの投手というか。すごくユニークな投手なので、そういうところを話しました」
吉見一起コーチや能見篤史コーチらとブルペンで見守ったダルビッシュは、32球を投げ終えた松本と話した。伝えたのは、MLBにおける松本の希少性だった。
「低いリリースポイントからホップ成分の高い真っすぐを投げるところと、そのなかでスプリットでも落ち幅をつくれる。そういうところです」
1 / 3
著者プロフィール
中島大輔 (なかじま・だいすけ)
2005年から英国で4年間、当時セルティックの中村俊輔を密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『山本由伸 常識を変える投球術』。『中南米野球はなぜ強いのか』で第28回ミズノスポーツライター賞の優秀賞。内海哲也『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』では構成を担当。


















