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荒木大輔が振り返るトミー・ジョン手術。
日本で3人目に迷いはなかった (6ページ目)

  • 元永知宏●取材・文 text by Motonaga Tomohiro
  • photo by Kyodo News

──よく「トミー・ジョン手術をすれば球速が伸びる」と言われますが、荒木さんの場合はいかがでしたか?

「ケガをするまでは試合試合の毎日だったので、鍛え方が不足していた部分がありました。でも、リハビリ中には登板がないので、いくらでも鍛えることができます。ランニングとウェイトトレーニングの量が増えたことで、いままでにない体ができあがりました」

 1992年、いよいよ荒木大輔は実戦のマウンドへと戻ってきた──。

(つづく)

■荒木大輔(あらき だいすけ)

1964年、東京都生まれ。1980年、早稲田実業1年の夏に甲子園出場。以降、出場できるすべての大会で甲子園のマウンドに上がり、12勝5敗という成績を残した。1982年のドラフト1位でヤクルトスワローズに入団。プロ通算成績は、39 勝49敗 2セーブ。横浜ベイスターズに移籍して現役引退後、西武ライオンズ、スワローズで投手コーチをつとめた。現在は野球解説者として活躍中。

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