後半戦スタート。日本人メジャーリーガーたちが優勝争いに参戦 (5ページ目)
今からちょうど30年前の1985年、ピート・ローズがタイ・カッブの記録を抜いたときは、全米中が大騒ぎとなりました。メジャーファンにとってタイ・カッブの通算安打数は、長年にわたり「不滅の大記録」と言われていたからです。今年5月にイチロー選手がベーブ・ルースの通算安打数を超えたときも大いに盛り上がりました。先日、日本では「残り5個でメジャー通算500盗塁」というニュースが報じられていましたが、ぜひとも「タイ・カッブ超え」にも注目してほしいと思います。
ア・リーグでは田中投手や上原投手、ナ・リーグでは和田投手や青木選手、そしてイチロー選手と、日本人メジャーリーガーがシーズン後半戦を盛り上げてくれるでしょう。夏本番、彼らがどんな活躍を見せてくれるのか大いに期待しています。
※数字は7月20日現在
著者プロフィール
福島良一 (ふくしま・よしかず)
1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima)
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