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【高校野球】7回制に大阪桐蔭・西谷浩一監督が突きつけた「NO」の重み 「誰にそんな権利があるんですか」 (5ページ目)

  • 谷上史朗●文 text by Tanigami Shiro

「もちろん、僕も選手たちも甲子園でやりたい気持ちがあります。ただ、7回制と甲子園を天秤にかけるなら、甲子園以外での開催もやむを得ない。9回を7回にすることを思えば、そこは多くの人がそうじゃないですか」

 ひとつ感じるのは、甲子園に対する特別な思いは、上の世代ほど強いのではないかということだ。

 以前、ある中学の強豪クラブチームの代表と話した際、「子どもたちが今の高校野球の状況を理解すれば、あっさり『ドームでいいです』と言いますよ。『北海道でやりたい』『東京ドームでやりたい』とも言うでしょう」と語っていた。今や小学生や中学生の年代から、さまざまな球場で大会を経験する時代だ。まして選手たちは、「全国大会出場」の意味合いで「甲子園!」と語っているところもある。

文中敬称略

つづく>>

著者プロフィール

  • 谷上史朗

    谷上史朗 (たにがみ・しろう)

    1969年生まれ、大阪府出身。高校時代を長崎で過ごした元球児。イベント会社勤務を経て30歳でライターに。『野球太郎』『ホームラン』(以上、廣済堂出版)などに寄稿。著書に『マー君と7つの白球物語』(ぱる出版)、『一徹 智辯和歌山 高嶋仁甲子園最多勝監督の葛藤と決断』(インプレス)。共著に『異能の球人』(日刊スポーツ出版社)ほか多数。

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