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【競馬予想】AJCCも明け4歳馬が優勢 不気味なのはここに照準を合わせてきた「いぶし銀」

  • 武藤大作●取材・構成 text by Mutoh Daisaku

ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

――今年の古馬の中長距離路線を占ううえでも注目度の高い一戦、GⅡアメリカジョッキークラブカップ(以下、AJCC。中山・芝2200m)が1月25日に行なわれます。今年で67回目を迎える年明けの名物重賞ですが、同レースについてはどんなイメージをお持ちですか。

大西直宏(以下、大西)関西圏で行なわれる先週のGⅡ日経新春杯(京都・芝2400m)に比べて、中山開催の同レースのほうが、私にとっては馴染み深い重賞と言えますね。

 ただ、私自身も現役時代にサニースワローで騎乗した経験がありますが、春のGI戦線がまだ先、という状況にあって、いろいろな意味で"難しい立ち位置"にある重賞といった印象を持っています。

――それは、やはりローテーション的な面を含めたコンディションづくりの難しさ、ということでしょうか。

大西 そうですね。ここで勝ち負けを争うような馬たちは、春のGI大阪杯(阪神・芝2000m)やGI天皇賞・春(京都・芝3200m)を見据えて出走するわけですが、大目標はまだ3、4カ月先にあるのですから。

 賞金加算が必須といった明確なミッションがあれば別ですが、具体的な課題を持ちつつ、万全な状態を整えて高いモチベーションを維持して挑むのは、決して簡単なことではないと思います。

――レースの舞台となるのは、中山の外回り・芝2200m。特殊なコース形態と言われていますが、実際のところはいかがでしょうか。

大西 個人的な感覚では、同じ中山の芝コースでも内回りの1800mや2500mより乗りにくかった記憶があります。というのも、内枠発走から前目のポジションを取れればいいのですが、外枠を引いてスローペースになった際などは、終始外、外を回されて、ジワジワと位置を下げてしまうケースがあるからです。

 そうなると、ずっと右に円を描き続けているような感覚に陥って、厳しい競馬を強いられてしまうことが少なくありません。乗り手としては、「外回りだから内回りよりマシ」といった安易なイメージは持たないほうがいいでしょうね。

――現時点で、大西さんが中心に考えているのはどのあたりの馬でしょうか。

大西 先週の日経新春杯では有力候補に挙げたゲルチュタールが勝利を飾りましたが、明け4歳馬の勢いは本物だと見ています。

 となれば、今回も明け4歳勢が中心。なかでも、昨秋のGI菊花賞(10月26日/京都・芝3000m)以来となるショウヘイ(牡4歳)が最有力候補です。

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