【夏の甲子園2025】聖隷クリストファーは「死のゾーン」を勝ち上がれるか 2年生左腕・髙部陸に敵将も「イメージ以上や」と驚愕 (5ページ目)
聖隷クリストファーは、2回戦で3季連続甲子園出場の西日本短大付(福岡)と対戦。さらに3回戦では花巻東(岩手)と東洋大姫路(兵庫)の勝者と対戦する、「死のゾーン」に入っている。
それでも、と思ってしまう。甲子園デビューで髙部が披露した才能の数々には、多くの可能性が宿っていた。
ずば抜けた球速を出したわけでも、飛び抜けた三振数を奪ったわけでもない。しかし、髙部陸の投球からは、「伝説」の匂いが漂ってきた。
著者プロフィール
菊地高弘 (きくち・たかひろ)
1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。
フォトギャラリーを見る
5 / 5