【夏の甲子園2025】北海・歴代ベストナインを選出! 1試合5盗塁の韋駄天にプロ通算打率3割超えレジェンドまで多士済々
甲子園名門校の歴代ベストナイン〜北海編
連日、熱い戦いを繰り広げている第107回全国高等学校野球選手権大会。これまで高校野球の歴史に名を刻んできた伝統校から甲子園初出場を果たした新鋭校まで、49の代表校が揃った。そのなかから、これまで甲子園で数々の名勝負を繰り広げ、多くの名プレーヤーを輩出した名門校の「歴代ベストナイン」を40年以上にわたり現場取材を続ける戸田道男氏に選出してもらった。
今大会最多の41回の出場を誇る北海は、NPB通算2173安打を放った大打者から、甲子園で1試合5盗塁をマークした韋駄天まで実力者が揃った。
北海 歴代ベストナイン
1 (中)谷木恭平
2 (遊)佐藤兼伊知
3 (左)若松勉
4 (右)吉沢勝
5 (一)川村友斗
6 (三)佐藤龍世
7 (捕)村井英司
8 (二)中村之保
9 (投)岡崎光師
2016年夏の大会で2年生ながら中軸を担い、3回戦、準々決勝と2試合連続本塁打を放った川村友斗 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る
【今も破られぬ1試合5盗塁の大記録】
夏の甲子園41回目の出場は歴代最多。2023年夏には2勝を挙げ、大正、昭和、平成、令和の「甲子園4元号勝利」を達成した。創部100年をゆうに超えて「北の古豪」であり続ける名門・北海は、数々の名選手を野球界に送り出し続けている。
歴代のベストナインをオーダー順に選んでいくと、まずは63年春準優勝に貢献した1番センター・谷木恭平。立大から新日鉄室蘭を経て中日入りし、74年にリーグ優勝した中日応援歌の元祖「燃えよドラゴンズ」に「2番谷木が送りバント〜」の歌詞で登場する。63年春は個人9盗塁。準決勝・早稲田実戦での1試合5盗塁は今も破られぬ大会記録だ。
2番ショートにはロッテのバイプレーヤーとして長く活躍した佐藤兼伊知(健一)。高校時代はエースを務め、77年夏の南北海道大会決勝で札幌商(現・北海学園札幌)に敗退、甲子園の土は踏めなかった。
3番レフトは言わずと知れたレジェンド・若松勉。電電北海道を経てヤクルト入りし、NPB通算2173安打で生涯打率(4000打数以上)は歴代2位の.319。北海道が生んだ最大のバットマンとして名高い。甲子園出場は3年時の65年夏に背番号14で出た一度だけ。初戦で佐賀商に敗れたものの、3番ライトで出場し、4盗塁を記録する快足ぶりを見せた。
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著者プロフィール
戸田道男 (とだ・みちお)
1961年岩手県一関市生まれ。明治大学卒業後、東京スポーツ新聞社で4年間野球担当記者を務めたのち、ベースボール・マガジン社入社。週刊ベースボール、ベースボール・クリニックほか野球関係の雑誌、ムックの編集に携わる。2011年に同社を退職し、同年から2021年まで廣済堂出版発行の「ホームラン」編集を担当。現在はフリーランスの立場で野球関連の編集者&ライターとして活動中。



























