【2024年夏の甲子園注目野手10人】高校ナンバーワン捕手、通算64本塁打の強打者などタレントが集結

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

 8月7日に開幕した第106回全国高等学校野球選手権大会。夏の甲子園にはどんなスター候補が登場するのか。投手編に続き、今回はさまざまな一芸を持った超高校級の野手10選手を紹介する。

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春夏連覇を狙う健大高崎の箱山遥人 photo by Ohtomo Yoshiyuki春夏連覇を狙う健大高崎の箱山遥人 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る箱山遥人(健大高崎3年/177センチ・84キロ/右投右打)

春夏連覇を狙う高校ナンバーワン捕手。ハイレベルなスローイングにパンチ力のある打撃、投手によって声かけや配球を柔軟に変える思考力などを高次元で備える。今春センバツでは初戦の試合開始直後、バント処理で素早いチャージから矢のような二塁送球で封殺。この見事なファーストプレーが健大高崎の躍進を呼び込んだように思えてならない。今夏は左腕エースの佐藤龍月が故障離脱する誤算も、箱山の支配力をもってすれば戦えるのではないか。そう思わせるだけの説得力がある。

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プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

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