箱根駅伝の沿道で徳光和夫は選手たちに声かけ&生実況「サザンオールスターズのあの音楽が聴こえるか」「烏帽子岩がほほ笑んでいるぞ」 (4ページ目)
【監督不在の母校に全力エール】
今年初めの第99回大会では母校・立教大が55年ぶりに箱根駅伝に出場しました。その前にも選抜チームで立教大の選手が湘南を走ったことがあったんです(第98回・関東学生連合3区・斎藤俊輔、第85回・関東学連選抜8区・中村嘉孝)。その時はやっぱりうれしかったですね。湘南立教会という集まりがあるんですけれども、みんなで応援に行きました。
第99回は沿道で小旗を振ってはいけないというので、帽子やはっぴ、はちまきをみんなでつくって、それを身につけて応援しました。たぶん湘南は、立教の応援が一番大きかったんじゃないでしょうか。前総長の郭洋春さんもお見えになって、一緒に応援しました。
今回も立教は予選会を6位で通過しました。99回は参加することに意識を置いていたと思いますが、今回はもっと上位を狙うべく、99回以上に死にもの狂いで選手たちは走ると思いますよ。
予選会の前に前監督の上野裕一郎さんのゴシップがありました。でも、逆風が吹くなか、選手たちは思わぬ力を発揮するのではないでしょうか。シード権までは難しいかもしれませんが、11位、12位ぐらいまでは食い込むんじゃないかなと思っています。
第100回大会は、連覇を狙う駒澤大がより強固に精鋭を集めてきました。前回は走っていない、2年生の佐藤圭汰選手は相当速いようですね。
その駒大に青山学院大がどのように雪辱するか......。青学大にも2年生に強い選手がいると聞きました。
毎年7月に、ある方の誕生パーティーで原晋監督にお目にかかります。例年であれば、我々に"チャラく"対応してくれるんですけど、今年はそうではなかった。それほど雪辱に燃えているのを感じました。
それに中央大が強いんですよね。國學院大も平均的に力を上げてきているし、創価大も最近は健闘しています。
中央大は僕が学生の頃から強かったですが、國學院大や創価大が優勝候補の一角に挙がってくるなんて当時は考えもしなかったですね。どの大学も監督がいて、それをサポートするコーチが数人いると思います。指導陣が充実しているところが駅伝では強い。そういう意味では、藤原正和監督が率いる中央大が、僕はいいんじゃないかなと思っています。
まあ、素人予想ですけどね。競馬の予想もまったく当たりませんので......(笑)。
読売ジャイアンツ 前編<「巨人が弱いと野球ファンが離れる...」徳光和夫が明かす炎上発言の真意 「今の選手たちにはそういう気持ちがあるのか!?」>を読む
読売ジャイアンツ 後編<徳光和夫が巨人に愛のムチ「岡本和真は勝負強い打者になってほしい」「中継ぎ投手が踏ん張りきれない」>を読む
【プロフィール】
徳光和夫 とくみつ・かずお
1941年、東京都生まれ、神奈川県茅ヶ崎市在住。立教大学卒業後、1963年に日本テレビに入社。アナウンサーとして『ズームイン!!朝!』や『NTV紅白歌のベストテン』、プロレス中継などの多数番組で活躍。1989年、フリーアナウンサーに転身。現在まで、アナウンサーやタレントとして活動している。熱狂的な読売ジャイアンツファンで、「CLUB GIANTS」アンバサダーも務める。箱根駅伝好きでもあり、毎年、沿道で観戦している。
著者プロフィール
和田悟志 (わだ・さとし)
1980年生まれ、福島県出身。大学在学中から箱根駅伝のテレビ中継に選手情報というポジションで携わる。その後、出版社勤務を経てフリーランスに。陸上競技やDoスポーツとしてのランニングを中心に取材・執筆をしている。
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