「EXILEに会えるかも」とガールズケイリンへ 通算500勝達成の山原さくらは大病を乗り越え今、キャリアのピークを迎える (4ページ目)

  • 加藤康博●文 text by Kato Yasuhiro
  • 池田清太郎●写真 photo by Ikeda Seitaro

「ここまでを振り返れば、大変なこともあったけれど、ファンの皆様やいろいろな選手など、人とのつながりを感じられる仕事をしていることを実感しています。今は後輩の選手にも自分の経験を伝えていきたいと思うようになりました。自分の言葉に説得力を持たせるには、もっと強くならないと。まだ獲れていないグランプリなどのビッグレースを勝ち、そしてファンの皆様に実際、競輪場でレースを見たいと思える選手になれるように、これからも頑張ります」

 EXILEのメンバーにはまだ会えていない。だが多くの人との出会いがあるこのガールズケイリン選手という仕事を、山原はとても気に入っている。

【Profile】
山原さくら(やまはら・さくら)
1992年12月11日生まれ、高知県出身。高校時代に自転車競技をやり始め、高校3年のJOCジュニアオリンピックカップ自転車競技大会のスプリントで優勝し、翌年の全日本アマチュア選手権大会 スプリントでも優勝を飾る。19歳の時に競輪学校(現日本競輪選手養成所)に入り、20歳でデビュー。その後は着々優勝を積み重ね、2023年4月にガールズケイリン史上3人目となる通算500勝を達成した。

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