【ミラノ五輪】鍵山優真、佐藤駿の武器に 宇野昌磨から引き継がれた「共闘のスピリット」 (3ページ目)
「(順位については)それ以上の選手がいたということで。それより"もっとできたな"と思わせてもらえるのが、いいことだと思っていますね。その競争は、見るぶんには面白いはずですし、まあ、やるぶんにはたまんないですけどね(笑)。勝負そのもののヒリヒリ感にこだわるより、"お互いがモチベーションになれるように"と僕は思っています」
宇野はかつてそう語っていたが、清々しい共闘精神が息づいているからこそ、今回のオリンピックで、鍵山、佐藤のふたりは最後にメダルを勝ち取れたのだろう。三浦もフリーは挽回して10位に食い込み、「4年後につながった」と手応えを得ていた。
それぞれの物語は続き、そのスピリットは今回、年齢制限で出場できなかった中田璃士など他の国内選手にも還元されるはずだ。"宇野昌磨という時代"の継承だ。
著者プロフィール

小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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