坂本花織が吐露した「大人の女性になりきれない」もどかしさ。大会優勝も「ボロボロでした......」 (5ページ目)
それでも、優勝は地力の証拠だろう。今は新プログラム完成のために練習を重ね、連戦をこなし、肉体的限界と対峙する。近畿選手権後は同日に帰宅し、荷物を詰めて翌日には成田へ。翌々日には北京に向かい、アジアンオープントロフィーを戦う。北京五輪の前哨戦だ。
「(五輪出場権もかかる)全日本(選手権)まで3カ月をきりました。時間はほとんどないので日々、無駄にしないように過ごさないと。一つひとつ考えて行動するように」
坂本は遠くを見据えながら、現実と向き合う。厳しい日程を自らの足かせとし、解き放たれた時、変貌を遂げるのかもしれない。
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