坂本花織、優勝しても不満顔。失速の原因となった雑念の正体とは (2ページ目)
西日本選手権SPを滑る坂本 雑念の正体とは、何だったのか?
「(雑念とは)なんやろ......。練習でノーミスで滑れることが多くなっていて......えー、んー、わかんない」
坂本は、途切れ途切れに言葉を継いだ。慎重さか、弱気の虫が騒いだか。
「突然、それ(スピードを落として確実に跳ぶこと)を考えたら、止まらなくなってしまって。ほんま、よーわからん。ケガ? ケガではないし、後半の疲れ具合も練習と同じだったので、余裕でいけたはずなのに。どこかで集中が切れてしまった」
彼女自身、要領を得ていない。
しかし、それにつながる質疑応答があった。
「(三原)舞依ちゃんは、練習だけでなく、試合でもノーミスでそろえられる選手。(試合を)見ていて、不安にならない」
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