ケンコバが「ネズミを食う」「ガソリンを飲む」と信じていたロード・ウォリアーズが見せた「まさか」のギャップ (3ページ目)
――当時の全日本は、外国人のトップレスラーが長州さんと対戦すると、試合がかみ合わないというか、不機嫌になる試合がいくつかありましたね。
「そこに古のプロレスの香りがするし、俺はあの試合も好きですね。かみ合わないところは、長州さんの魅力だと思いますよ。(ジャンボ)鶴田さん、藤波(辰爾)さんにはない魅力だし、長州さんのよさでもあります」
――試合はどちらが勝ったんでしょうか。
「ウォリアーズが押せ押せで間もなく勝つという時に、ポール・エラリングが加勢して反則負け。『そんなんしなくても、放っておいたら勝てたやろ』と思いましたよ(笑)」
――さまざまな歴史を背負ったウォリアーズが、1996年4月に東京ドームで再結成。佐々木健介さんのパワー・ウォリアーと合体して、ノートン、スタイナー・ブラザーズと対戦した一戦は、まさにドリームマッチでした。
「本当にそうですね。『こんな夢のあるカード、今の時代に組めるのだろうか?』と思わせてくれるほど、かなりのドリームマッチでした」
――ところで......この6人タッグは、どちらが勝ったんでしょうか?
「それが......その記憶がないんです(爆笑)。確か、トリプルウォリアーズが勝ったはずなんですが......そんなあやふやさも、みなさんの『やさしさ』で包んでいただけたら幸いです」
(連載13:越中詩郎45周年記念大会での場外乱闘の真相 直前に全日本の社長からの謎のひと言>>)
【プロフィール】
ケンドーコバヤシ
お笑い芸人。1972年7月4日生まれ、大阪府大阪市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。1992年に大阪NSCに入学。『にけつッ‼』(読売テレビ)、『アメトーーク!』(テレビ朝日)など、多数のテレビ番組に出演。大のプロレス好きとしても知られ、芸名の由来はプロレスラーのケンドー・ナガサキ。
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