村田諒太vsゴロフキンは「激闘になる」。米識者たちが考える怪物パンチャー攻略法は? (3ページ目)

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by Sankei Visual

Q3.試合展開の予想は?

レイフィール 6〜8ラウンドにゴロフキンがKO勝ちするだろう。

キム やはりゴロフキンが勝つとは思う。ただ、注目はどのような形での勝利かということ。先ほども話したとおり、3年前なら圧勝していただろうが、今回はわからない。そこに今戦の面白さがある。

アイデック 見ているものが楽しめる激しい試合になり、ゴロフキンが8〜10ラウンドにKO勝ちを飾ると見る。

フラーエンハイム ゴロフキンの11ラウンドTKO勝ちと予想する。

Q4.今戦が日本では『Amazon Prime Video』で中継されることが、ボクシングビジネスにどのような影響を及ぼすか(注・回答者は一部のみ)

キム 現時点ではAmazonがどんな形で関わっていくかという実態が見えないため、今後を推し量るのは難しい。新しいプラットフォームでの中継となるおかげで今戦をより多くの人が視聴し、トップランク社(村田のアメリカでのプロモーター)のビジネスにも何らかの形で影響していくのだろう。

 これを機に、個人的に世界でも最もエキサイティングなファイターだと思っている井上尚弥(大橋ジム)の試合をより頻繁に組んでほしいと願わずにはいられない。

アイデック 最近は、人々はこれまでと違った方法でスポーツを楽しむようになった。Amazonは非常に抜かりがなく、意味や勝機のない投資はしない。これまでに参入したさまざまな分野で成功を収め、アメリカでは多くのファンがAmazon Prime Videoを通じて大人気のNFLを視聴している。今回のボクシング参入は業界の流れを変える変化になり得るだけに、今後に注目しておく必要があるだろう。

【パネリストTwitter】
●ダン・レイフィール:@DanRafael1
●スティーブ・キム:@SteveKim323
●キース・アイデック:@Idecboxing
●ノーム・フラーエンハイム:@FrauenheimNorm

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