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【女子バレー】石川真佑は積極的にマイクを握り、先頭に立って「ネーションズリーグ初優勝」に突き進む (2ページ目)

  • 坂口功将●取材・文 text by Kosuke Sakaguchi

【言葉にも宿るキャプテンの意識】

 身長174cmの石川は、決してサイズに秀でているわけではない。むしろ女子のバレーボール界においても、世界的に見れば小柄な部類に入る。それでもエースという立場上、ボールは託される。そこでいかに決めるか──。

「世界を相手にした時に高いブロックが揃ってくるので、いかに得点につなげるかはイタリアに行って学ぶことができました。また、ブロックの脇を抜いたとしても、リベロやレシーバーが入っているので、そのうえでどうやって得点するかは常に意識して取り組んでいます」

 今年5月中旬に行なわれた女子日本代表の紅白戦では、ラリーが繰り広げられるなかで最後のボールを、それも二段トスをしっかりと決めきる石川の姿が見られた。「個人としても、そこはひとつ、得意としているところなので」という言葉が実に頼もしかった。

 もちろん、紅白戦の対日本(かつチームメイト)と、これから戦う諸外国とでは、サイズもプレーレベルも異なるのは言うまでもない。ただ、日本の守備力や特徴を踏まえて、石川はこう続けた。

「今回の紅白戦でいえば、相手チームのブロックがあとから出てきたり、『ブロックがない』と思って打っても低い位置から腕が出てくるシチュエーションがありました。それはむしろ、やりにくさを感じたものです。

 ただ、アタッカー目線で攻略の難しい部分でもありますが、それを言い訳にできません。どういう状況、どんな相手であれ、自分は点数を決めなければいけないポジションなので、しっかりと自分で判断してプレーできたらいいなと考えています」

 その体からは想像もできないほどにパワフルで、それでいて鋭くコースに突き刺さるアタックは、学生時代から年々磨きがかかっている。そうして今や、日本女子バレーボール界の先頭に立っている。

 その意識はプレーのみならず、言葉にも明確に宿るようになった。

 キャプテンとして石川は、マイクを手にするや、始動会見では報道陣に対して「女子バレーもたくさん取り上げていただけるとうれしいです」と言い、紅白戦ではファンや画面越しの視聴者へ「ぜひ試合に足を運んでください」と呼びかけた。

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