【女子バレー】クインシーズ刈谷の北川美桜を育てた、周囲の人間とのやりとり 先に日本代表入りした秋本美空からは「待ってる」 (4ページ目)
「U21世界選手権は銀メダルに終わって、みんなが泣きました。世界一を獲れると思っていたし、絶対獲りたかったから悔しかったです。だからこそ、一緒に戦ったミドルのみんなとは『いつかシニア代表で』と約束しました」
仲間との誓いが、北川のバレー人生を旋回させる。すでにSVリーグの開幕戦でデビューも飾った。
「大学進学も考えましたが、『最後は自分が、選択したことを正解にするしかない』とSVリーグでのプレーを決断しました。でも、すでに『クインシーズ刈谷に来てよかった』と言えるほど毎日が新しくて。ここでも周りに恵まれているし、1年後の自分はさらに変わっているはずです!」
ルーキーは爛漫に笑う。それは明るい未来の前兆だ。
(後編:ハイキュー‼、北信介の言葉の重みに最近気づいたクインシーズ刈谷の北川美桜「そこから北さん信者です(笑)」>>)
【プロフィール】
北川美桜(きたがわ・みお)
所属:クインシーズ刈谷
2006年4月19日生まれ、愛知県出身。177㎝・ミドルブロッカー。父は松下電器(現大阪ブルテオン)、豊田合成トレフェルサ(現ウルフドッグス名古屋)でプレーした北川祐介。父の影響で小学校2年の時にバレーを始め、中学では全国都道府県対抗中学大会で準優勝。松山東雲高校では春高バレーに2度出場し、アジアU18選手権、U19世界選手権に出場。U21世界選手権では準優勝を経験。2025年にクインシーズ刈谷に入団した。
著者プロフィール

小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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