【バレーボール女子日本代表】初の外国人監督・アクバシュ新体制に期待感「今年の夏に花を咲かせたい」 (4ページ目)
今年度は5人のセッターが登録されており、キックオフ会見でアクバシュ監督は「選手個々へのコメントは控えたいと思います」と前置きしたうえで「それぞれがすぐれたものを持っています。経験値も身長も異なるので、しっかりと見極めていきたい。アグレッシブな試合運びをするためには、アタックの数字は重要ですから、それを加味しながらセッターを選考したいと思います」とコメントした。
合宿が始まって早々から6対6のいわゆる実戦形式の練習メニューに着手し、そこではセッターも代わるがわるコートに入っているそう。アクバシュ監督から選手たちには「コンディションを踏まえて、メンバーをミックスする。『私が入ることができた』『どうして私じゃないんだ』という感情は持たなくていい」と伝えられたという。"効果的な攻撃"を繰り出すうえでセッターは不可欠なピースだが、最終的に誰を据えるのかはこれから気になるところだ。
そしてチームは、今年度最初の大型大会となる「ネーションズリーグ」へ向けて動き出した。大会は移動や休息週、そしてファイナルラウンドも含めるとおよそ2カ月間にわたり行なわれる。従来どおりのルールであれば、予選ラウンドごとに大会登録メンバーも変更できるため、そこでは様々な選手を起用しながら戦うことになるだろう。
さらに、8月下旬からタイで開催される2025女子世界選手権が最大のターゲットになる。チームの強化と結果の追求という両輪を、アクバシュ監督はいかに回すのだろうか。
今年度の女子日本代表のスローガンは「STRONG ROOTS」。直訳すれば、強固な根幹、だ。
「強い根を持つチームをつくるためにも、日本の従来のバレーボールをキープしながら、そこに若い選手たちの革新的なプレーを加えていきたい。道のりはとても難しいですが、そこに到達するために挑戦し、今年の夏に花を咲かせたい」とアクバシュ監督。
これまで以上の"初ものづくし"に期待感が高まる、女子日本代表の道のりがここに始まった。
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