【ハイキュー‼×SVリーグ】ヴィクトリーナ姫路の松本愛希穂は試練に直面も「逃げたくない」 田中龍之介のように、下を向いている暇はない (3ページ目)
――印象に残った名言は?
「烏野の田中(龍之介)の『ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか』ですね。あのシーンを読むと、気持ちがグアーッて上がるんですよ」
――好きなキャラクター、ベスト3は?
「1位は、圧倒的に田中ですね。2位は稲荷崎の北(信介)さん。自分も真面目なほうだと思うので、すべてを『ちゃんとやる』姿を見ると心に沁みます。3位はセッターで、稲荷崎の宮侑。少しふざけた感じなのに、誰よりもスパイカーに献身的なのが、サイド目線で見てもすごいなって。『アンダーは腕2本 オーバーは指10本 よりいっぱいのモンで支えたんねん セッターやもん』ってセリフ、いいですよね!」
――ベストゲームは?
「烏野vs音駒です。両方、バレーを楽しむところまでいっているのがすごい。自分たちはバレーで生活していますし、よりさまざまなプレッシャーもかかってくるんですが、そんななかでも楽しむところまでいきたいって思います!」
(連載38:ヴィクトリーナ姫路の伊藤麻緒が思う自分とチームの変化 烏養コーチ、武田先生の「歯車が噛み合ったら」に共感>>)
【プロフィール】
松本愛希穂(まつもと・あきほ)
所属:ヴィクトリーナ姫路
1997年6月29日生まれ、高知県出身。170cm・アウトサイドヒッター。小学1年でバレーを始める。四天王寺高校時代にインターハイ、春高バレーに出場。東海大学では主将も務め、4年時の秋季関東リーグで最優秀選手賞を受賞した。2020年、ヴィクトリーナ姫路に入団した。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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