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【ハイキュー‼×SVリーグ】PFUブルーキャッツ谷内美紅は高校から本格開花 上を向けない時は田中龍之介の言葉が支えに (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

――印象に残った名言は?

「烏野の田中(龍之介)の『ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか』ですね。バレーを長くやっていると、上を向けない時もあるんです。そんな(視線が)下がった時に、上を向ける言葉です。

 あと、烏野が青葉城西に負けた時の、武田(一鉄)先生の『"負け"は弱さの証明ですか?』は、『わかるなぁ』となりました。そのあと、みんなが泣きながらご飯を食べているシーンも好きです!」

――好きなキャラクター、ベスト3は?

「1位は音駒の黒尾(鉄朗)さん。包容力というか、ふざけているように見えてチームを引っ張っているし、(孤爪)研磨のこともちゃんと見ていて、視野も広いので。2位は烏野のツッキー(月島蛍)。冷静さとクレバーさとツンデレ感。それが、かわいく見えるんですよ。冷静なキャラが好きなので、3位は梟谷学園の赤葦(京治)。破天荒な木兎(光太郎)さんを、掌の上で踊らせているのがいいですね」

――ベストゲームは?

「烏野vs白鳥沢学園も好きですが、映画を観たので烏野vs音駒になっちゃいます(笑)。"クロ推し"ですが、ツッキーもギラギラしていたし、いいシーンが多いので」

(連載34:PFUブルーキャッツ細沼綾は音駒の黒尾鉄朗に共感「目立たないポジション」のミドルブロッカーという仕事>>)

【プロフィール】

谷内美紅(たにうち・みく)

所属:PFUブルーキャッツ石川かほく

1999年7月28日生まれ、石川県出身。185cm・ミドルブロッカー。友人の誘いで中学1年からバレーを始める。中学3年時にJOC石川県代表チームに選ばれ、金沢商業では春高バレーに3年連続出場。筑波大学では全日本インカレの優勝も2度経験した。2022年、PFUブルーキャッツ石川かほくに入団した。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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