【ハイキュー‼×SVリーグ】アクアフェアリーズのセッター、安田美南の理想像は宮侑「スパイカーの力を最大限に引き出すトスが好き」 (3ページ目)
――印象に残った名言は?
「烏野の田中(龍之介)の『ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか』です。平凡と自覚しても下を向かずに挑戦し続けるっていうのが、自分の胸に一番響きましたね」
――好きなキャラクター、ベスト3は?
「3位が梟谷学園の赤葦京治、2位が烏野の影山飛雄、1位が稲荷崎の宮侑です。やっぱり、(自分と同じポジションの)セッターに目が行っちゃいます(笑)。
赤葦は謙虚だけど"道"を作るセッターで、ひとりの選手(エースの木兎光太郎)を生かしきる、というのは自分もやらないといけないと思います。影山はシンプルに技術がすごくて、どんなところからも上げられるセットの質が高い。宮侑はセッターの鑑! どんなボールでもオーバーで上げるし、スパイカーの力を最大限に引き出すトスも好きです。自分もそんな余裕を持ったセッターになりたいですね」
――ベストゲームは?
「烏野vs稲荷崎は本当に盛りだくさん。宮兄弟の活躍や、北信介の名言もあるし、さっきも言いましたが、烏野が稲荷崎に立ち向かっていく姿は感動します」
(連載33:PFUブルーキャッツ谷内美紅は高校から本格開花 上を向けない時は田中龍之介の言葉が支えに>>)
【プロフィール】
安田美南(やすだ・みなみ)
所属:KUROBEアクアフェアリーズ
2001年12月12日、愛知県出身。179cm・セッター。両親の影響で小学1年からバレーを始める。岡崎学園高校(現・人間環境大学附属岡崎高校)で長身セッターとして活躍し、2020年にNECレッドロケッツに入団。2021-22シーズンをもって退団し、翌リーズンからKUROBEアクアフェアリーズでプレーする。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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