柳田将洋の海外挑戦はなぜドイツなのか。
単刀直入に理由を聞いてみた (5ページ目)
――柳田選手も、ドイツに行ったら電話しますか?
「相手は決めてないですけど、しちゃうでしょうね(笑)。僕は時差をしっかり気にして、ドイツの時間の時計と日本の時間の時計と並べておいて、『今、いける!』という感じでかけようと思っているんです。『そっちはまだ夜の8時でしょ?』って言えるようにしておきます」
――食事への対応はどうですか? 以前、海外では日本食に頼りがちとも話していましたが。
「できれば白米を食べたいけど、替えはきくと思います。日本食に頼りがちだったのは、代表に入って1年目の時ですね。あの時は、チームが持っていく日本食をほとんど僕ひとりで食べちゃって。『なんか少なくなってるぞ』って言われて、『やばい、俺だ!』って(笑)。あのころは、突然1カ月ブラジルにいたりしたので大変でした。豆が主食で、シュラスコを食べたらお腹を壊しちゃって、胃腸炎になって帰国したり。今は、半年代表であちこちに行って、半年は日本というサイクルが身についてきたので、そんなに苦ではないです。ドイツに行って、最初の1カ月を乗り越えればなんとかなると思っています」
――ドイツでこんな選手になりたいという目標はありますか?
「バレーボール選手としてレベルアップしたいのはもちろんですが、海外でプレーすることをスタンダードにするために、言語など、バレーボール以外のところもしっかり身につけたいです。そういう広い視点で、海外挑戦がいい経験になればいいと思います」
――最後に、さらなる活躍を願うファンに一言。
「オフィシャルであったり、SNSであったり、直接言葉をいただける機会はなくても、メッセージをいただいてありがとうございます。そういったところから力をもらっています。向こうに行ってもできるだけ目を通したいですし、それを力にしながらプレーをしていきたいです」
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