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大坂なおみの戦い方が変わった。全豪OPで注目したい「分析力」 (3ページ目)

  • 内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki
  • photo by AFLO

 その全豪オープンのドローは、第3シードの大坂にとって、極めて厳しい道のりとなった。初戦で対戦するのは、現在はシードこそついていないが、誰をも破るポテンシャルを持ったアナスタシア・パブリチェンコワ(ロシア)。

 以降も実力者が待ち構えるが、大坂は「ツイッターで私の対戦相手予想を見たけれど、正直興奮している。タフな選手ばかりだけれど、グランドスラムで強い選手と戦うのは好きなの」と、口調はソフトだが、言葉は強い。

 思えば彼女は、以前は「ドローは見ない」と言い、先々の対戦相手を知ることを避けていた。「まあ、勝ち上がり予想が当たるのを見たことがないから、楽しみにしましょう」と悠然と笑う姿も、新しく見る光景かもしれない。

 泰然自若と構えながら、プレー内容も、そして大会に向かう姿勢も、フレキシブルに......。

 そんな新生・大坂なおみの戦いが、いよいよ2月8日に幕を開ける。

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