ハイレベルなラリーを制して4回戦へ。
「これぞ、錦織圭」が冴え渡る (3ページ目)
4回戦では、3回戦で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(4位、ドイツ)を破ったフィリップ・コールシュライバー(34位、ドイツ)と対戦する。
対戦成績は錦織の2勝0敗で、34歳のコールシュライバーは、28歳の錦織からまだ1セットも奪ったことがない。
「圭はものすごいパワーのあるサーブを打つわけではないけど、すごく高いクオリティーで、ピンポイントにサーブを賢く入れたり、ボディサーブを多用したりする。とてもいいバックハンドを打つし、コート上で素晴らしい動きをする。圭に対しては、ときには少しリスクを冒さないといけないね」
このようにコールシュライバーが語る一方で、錦織も決して油断はしていない。
「(コールシュライバーは)バックがうまいし、タッチ(のセンス)のある選手。なるべく早いタイミングでプレーしたい」
試合を重ねるごとに、調子を上げてきている錦織は、ドロー運のよさも味方につけながら、USオープンでの3度目のベスト8入りを狙う。
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