姫野和樹「読書をしていなかったら、今の自分はない」 マルクスの『資本論』に関心を持ち、渋沢栄一の『論語と算盤』からも影響 (4ページ目)
【知りたくなる欲がどんどん湧く】
本を読み、学ぶことで、新たな興味が湧いてくる──というサイクルが、さらなる好循環を生み出す。
「たとえば、政治の仕組み、今の日本の経済、といったことに興味を持つと、学びの幅が広がり、知りたくなる欲がどんどん湧いてきます。いろいろなことを吸収し、教訓にして、自分の人生に活かせているなと日々実感していますし、それがすっかり自分の日常になっています」
読書によって得たものが自身の血肉となり、ラグビープレーヤーとしてだけでなく、ひとりの人間として日々成長している姫野和樹。12月に開幕するジャパンラグビー・リーグワンでは読書によって得た学びを、そして人としての成長ぶりを、楕円球で思う存分表現してくれるはずだ。
(了/文中敬称略)
【profile】
姫野和樹(ひめの・かずき)
1994年7月27日生まれ、愛知県名古屋市出身。身長187cm、体重109kg。ポジション=ナンバーエイト、フランカー。中学からラグビーを始め、春日丘高校(現・中部大学春日丘)1年時、2年時に花園出場。高校日本代表にも選出される。帝京大学時代はU20日本代表と全国大学選手権8連覇(自身4連覇)を経験。2017年、地元・愛知県のトヨタ自動車ヴェルブリッツ(現 トヨタヴェルブリッツ)加入。同年に日本代表デビューを果たし、2019年と2023年のラグビーワールドカップに連続出場。前者は初の決勝トーナメント進出に貢献し、後者はキャプテンとしてチームを牽引。現在36キャップ。2021年にはスーパーラグビープレーヤーに。著書に『姫野ノート「弱さ」と闘う53の言葉』(飛鳥新社)。
著者プロフィール
齋藤龍太郎 (さいとう・りゅうたろう)
編集者、ライター、フォトグラファー。1976年、東京都生まれ。明治大学在学中にラグビーの魅力にとりつかれ、卒業後、入社した出版社でラグビーのムック、書籍を手がける。2015年に独立し、編集プロダクション「楕円銀河」を設立。世界各地でラグビーを取材し、さまざまなメディアに寄稿中。著書に『オールブラックス・プライド』(東邦出版)。
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