姫野和樹「読書をしていなかったら、今の自分はない」 マルクスの『資本論』に関心を持ち、渋沢栄一の『論語と算盤』からも影響
不定期連載:アスリートと読書のいいつながり
姫野和樹(ラグビー)インタビュー@後編
◆姫野和樹・前編>>ラグビー人生を変えた一冊『海賊とよばれた男』
アスリートが鍛えるべきものは、身体だけではない。高いパフォーマンスを発揮するためには、頭脳、メンタル、思考力、発言力なども同時に鍛え上げる必要がある。
トップアスリートは「読書」を通じて、何を学んだのか──。2023年のラグビーワールドカップで日本代表のキャプテンを務めた姫野和樹選手に、名著との出会い、読書の魅力、効果について聞いた。
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姫野和樹選手は「読書」を通じて何を学んだのか photo by Aki Nagaoこの記事に関連する写真を見る 日本のラグビー界の顔であり、今なおジャパンを牽引し続けている「世界的バックロー」姫野和樹。
トヨタヴェルブリッツ1年目に手渡された『海賊とよばれた男』をきっかけに本が好きになり、読書が習慣になっていったという。史実をモデルにしたこの小説のほかには、どんなジャンルの本を読んできたのだろうか。
「とにかく自分が気になったものを幅広く読んでいます。『古事記』に始まり、吉田松陰の言葉をまとめた『覚悟の磨き方』、新渡戸稲造の『武士道』、渋沢栄一の『論語と算盤』、ルソーの『社会契約論』、カーネギーの著書、投資術や地政学の本など、いろいろです。
実は、小説はあまり読んでいないのですが、『コーヒーが冷めないうちに』(川口俊和著)は読みました。最近はマルクスの『資本論』が気になっているので、傾向としては政治経済の本が多いですね」
日本の歴史や社会の仕組みに強い興味を持っていることがわかる。
「日本人の精神性、(その背景にある)歴史に関する本は特に好きですね。いろいろな歴史書を読むようになりました」
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著者プロフィール
齋藤龍太郎 (さいとう・りゅうたろう)
編集者、ライター、フォトグラファー。1976年、東京都生まれ。明治大学在学中にラグビーの魅力にとりつかれ、卒業後、入社した出版社でラグビーのムック、書籍を手がける。2015年に独立し、編集プロダクション「楕円銀河」を設立。世界各地でラグビーを取材し、さまざまなメディアに寄稿中。著書に『オールブラックス・プライド』(東邦出版)。
























