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エース平野美宇も「返り討ち」に。
卓球王国・中国の背中はまだ遠い (5ページ目)

  • 飯尾篤史●文 text by Iio Atsushi
  • 中村博之/PICSPORT●写真 photo by Nakamura hiroyuki/PICSPORT

 トップ3が出場していないにもかかわらず、日本女子の前に立ちはだかったのは、やはり中国勢だった。中国の強さと選手層の厚さをまざまざと見せつけられたが、再戦の、すなわちリベンジの機会はすぐにやってくる。中国オープンが6月20日から成都で開幕するからだ。

「(中国人選手に対して)全体的に何もかもが上回っていないので、1からやっていきたい」と伊藤が成長を誓えば、「中国に追いついたかなって思ったんですけど、やっぱり中国選手は強かった」と語った平野も「中国の選手がたくさん出てくると思うので、勝てるように頑張りたい」と中国オープンに向けた意気込みを見せている。

 中国勢を倒さない限り、2020年の東京オリンピックでの金メダル獲得は成し遂げられない。日本のエースの座をめぐって切磋琢磨するふたりが、打倒・中国を目指す。

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