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NFLプレーオフ開幕。注目は名門カウボーイズを
蘇らせた「2人のルーキー」 (4ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by AFLO

試合日時は現地時間表示。チーム名の丸数字はシードの順位試合日時は現地時間表示。チーム名の丸数字はシードの順位 また今季、チーフスはテイクアウェイ(※)数が33個でリーグ1位を記録している点も興味深い。プレーオフは冬の厳しい気象条件で戦うことが多く、ボールが手に収まらずにファンブルなどを犯すリスクは増大する。第1回スーパーボウルに出場した古豪チームが今プレーオフにかける鼻息は荒い。

※テイクアウェイ=インターセプトやファンブルなどによって相手から攻撃権を奪うこと。

 対するNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)において、シーズンを通して磐石な戦いぶりを見せていたのは、13勝3敗で第1シードを獲得したダラス・カウボーイズだ。今季、なにより周囲を驚かせたのは、ふたりの新人の存在だろう。開幕前は第3QBのポジションだったダック・プレスコットと、RB(ランニングバック)エゼキエル・エリオットがプロ1年目とは思えない活躍でチームを牽引した。

 AFCのペイトリオッツと同様、今季のカウボーズは攻守ともにバランスの取れたチームに仕上がっている。1試合平均26.3得点・19.1失点は、ともにリーグ5位の成績。オフェンスの軸となっているのは、新人エリオットのラン攻撃だ。超強力攻撃ラインに守られながら、ランでリーグ1位の1631ヤードを獲得し、リーグ3位の15TDをマーク。現地メディアからは、「エミット・スミスとトニー・ドーセットのいい部分を持ち合わせる」と、かつてのカウボーイズの名選手と比較されるほどの高評価を得ている。

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