男子バスケ日本代表は河村勇輝の不在の穴を痛感 盤石と思えたPGのポジションは一転して弱点に (5ページ目)
代表レベルの選手が増えることは、もちろん肯定的なことである。しかし、本質的に必要なのは、そのなかから世界レベルの選手が生み出されることだろう。
日本代表におけるPGの重要性については先に触れた。アジアカップの舞台に河村はいない。だが、「いないから負けるのもやむなし」では、強国の仲間入りを果たすことなどできない。今回のアジアカップの話だけでなく、これからの世界との戦いを見据えるうえで、PGの仕事ぶりはすこぶる重要になってくる。
(つづく)
著者プロフィール
永塚和志 (ながつか・かずし)
スポーツライター。前英字紙ジャパンタイムズスポーツ記者。
Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、2006年世界選手権、 2019W杯等国際大会、また米NCAAトーナメントも取材。 他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験 もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社) があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・ 篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社) 等の取材構成にも関わっている。
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