馬場雄大インタビュー「4年前は全然通用しなかった自分のバスケが、どこまで通用するかすごく楽しみ」 (4ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • 加藤誠夫●撮影 photo by Kato Yoshio

 もちろん、負けるつもりはないです。彼らのような選手たちと対峙して面を食らうことがないように、最初から気持ちのうえでも互角以上にやれるよう、準備していきたいです」

── 最後に、ワールドカップで日本代表が目指すところを教えてください。

「やはり、パリオリンピックの出場権を掴み取るため、アジアの1位になることです。そこはトムさんもずっと僕らに言い続けていること。それを達成することで日本のバスケも変わると思います。このチームの一員として、責任を感じています。

 アジアで1位になるためには、まずは初戦(ドイツ戦@8月25日)での勝利が大事だと思っています。大会は流れが重要ですから、初戦に勝てば、そのあとも続いてくる。初戦にすべてを賭けたいですね」

<了>


【profile】
馬場雄大(ばば・ゆうだい)
1995年11月7日生まれ、富山県富山市出身。富山第一高校から筑波大学へ進学し、在学中にアルバルク東京と契約。2019年夏にダラス・マーベリックスのサマーキャンプ挑戦を経て、Gリーグのテキサス・レジェンズやオーストラリアNBLのメルボルン・ユナイテッドでプレーする。日本代表デビューは2017年2月のイラン戦。ポジション=シューティングガード、スモールフォワード。身長195cm、体重90kg。

プロフィール

  • 永塚和志

    永塚和志 (ながつか・かずし)

    スポーツライター。前英字紙ジャパンタイムズスポーツ記者。Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、2006年世界選手権、2019W杯等国際大会、また米NCAAトーナメントも取材。他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社)があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社)等の取材構成にも関わっている。

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