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八村塁は大丈夫か、トム・ホーバスHCに聞いた。「まもなく復帰するでしょう。心配してないですよ」 (4ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by AFLO

【八村・渡邊の穴を埋めるには?】

---- 今回、仙台へは16名の選手を連れていきました。ホ--バスHCは常々、合宿も試合もトライアウトで、それは今回の2試合もそうだと言っていました。一方で、今回選ばれたグループ以外からも新たな選手が代表招集される可能性はあるわけですよね。

「はい。今回の2試合には1試合目で3人のPGを、2試合目でまた別の3人のPGを、つまり計6人のPGを使うという少し特殊なことをしました。6人とも、それぞれ持ち味を見せてくれました。

 2戦目で起用した寺嶋は本当にいい選手ですね。彼は強く、速いです、プレーの判断も非常に手堅い。1戦目で使った齋藤はペイントアタックをしてくれましたし、オフェンスをよく統制しながら試合の流れを変えてくれたと思います。また、西田は合宿からずっとすばらしく、とても高いポテンシャルを持っている選手のひとりだと言えます」

---- 今回は、東京オリンピック組から5人がプレーしましたが、ほかの選手は招集を辞退したようですね。そうした選手たちにも今後は加わってもらえそうですか?

「そう願っています。このシステムだとSF金丸晃輔(島根スサノオマジック)は本当に合うと思いますので、彼とは継続して話をしています。SG田中大貴(アルバルク東京)は代表からの引退を表明しましたが、彼がいればSGのポジションでフィットすると思っています。

 PF渡邉飛勇(琉球ゴールデンキングス/9月に右ひじを故障して全治4〜5ヶ月)も貴重なビッグマンで、リバウンドやローポストでのディフェンスで活躍できるでしょう。完治すれば当然、選考の遡上にあがってきます。あとは、帰化選手ですね。帰化選手の数人と話しましたが、いずれも「まだ準備ができていない」ということで、今夏は辞退となりました。

---- 次は2月にW杯アジア地区予選のWindow2があります。スケジュール的に「アメリカ組」が参加するのはなかなか難しそうですね。SF八村塁選手(ワシントン・ウィザーズ)やSF渡邊雄太選手(トロント・ラプターズ)たち抜きで、どのようにして強いチームを作り上げていく予定ですか?

「そこがチャレンジとなってきます。日本にいるメンバーだけでも伍して競うことのできるチームを作りたい。今回の仙台で、私たちの長所と短所がわかりました。ここからはスタッフと話し合い、選手たちともコミュニケーションを取りながら、どのように事を進めていくべきかを考えていきます。

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