【木村和久連載】不慣れなビギナーとの遭遇など、ラウンド中のトラブルを避ける方法を考える (3ページ目)
ついでに言っておくと、ビギナーの場合、とんでもないミスショットをして、人に当たりそうなところにボールが飛んでくることがあります。そういうビギナーは、「ファー」と言わないというか、言えない人が多いので、そういった気配を感じたら、注意を払うようにしましょう。自分の身は自ら守らねばいけません。
(4)悪いライの処置、バンカーのならしなど
初心者はバンカーショットを打ったあと、レーキでならさなかったり、ならし方が中途半端だったりしますよね。おかげで、バンカーに入れてしまった自分のボールが靴跡の窪みにあることも......。
従来は「あるがままに打て」が正式なルールですが、これってよくよく考えると人偽的にできた障害物ですよね。キャディさんがいる高級コースでは、最終的にキャディさんがバンカーをならすので、そういう状態は稀ですから。
そこで、お気楽ゴルフ派としては、足跡などの窪みにボールが入った場合は、同伴プレーヤーの許可を取ってローカルルール扱いにして、バンカー内の窪みのないところにボールを動かしていいと思います。
フェアウェーのディボット跡もそうです。ビギナー増加により、コースのディボット跡も増えたような気がしますし、砂を入れて直していることはほとんどありません。ですから、ボールがディボット跡に入ってしまった場合は、6インチプレースルールを使って、ディボット跡から避けて打つ、といった処置もありかなと。
仲間内のラウンドでは、正式なルールに縛られなくてもいいと思いますけどね... illustration by Hattori Motonobuこの記事に関連する写真を見る もちろん、6インチプレースルールの採用は、プレー開始前に同伴競技者と話し合って決めてください。突然そんなことをすると、「なんだそれ?」「聞いてないよ!」となりますから。
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